福をかき集める冬の風物詩――酉の市の由来と『粋』の心

「商売繁盛を願う熊手に宿る、江戸の知恵と人のつながり」 木枯らしが吹き始める11月、街に夜が訪れる頃、東京・浅草の神社境内はにわかに熱気を帯び始めます。関東の初冬の風物詩として親しまれている「酉の市(とりのいち)」です。 祭りが始まると、江戸時代の人々と同じように、「今年もいよいよ年の瀬が近づいてきたのだな」と、月日の早さを実感させられます。 酉の市の起源は、江戸時代の花又村(現在の東京都足立区) ...
/ コラム・環境の話

廃棄物関連産業は『社会の末端』から『循環の主役』へ

「動脈と静脈の連携がつくる、サーキュラーエコノミーの未来」 廃棄物関連産業は、経済活動の最下流に位置する「End of Pipe(末端)」として扱われてきました。大量生産・大量消費・大量廃棄を前提とした従来の線形経済において、製品を大量に作り出し供給する製造・流通業は、生き物の身体の仕組みになぞらえて「動脈産業」と呼ばれ、社会の主役とみなされてきました。 これに対し、使い古された製品や不用物、汚物 ...
/ コラム・環境の話

私たちは自然の声を聞けているだろうか

星の航海師ナイノア・トンプソンから考える、人と自然の関係 今年8月、日本各地で地震や局地的な豪雨など、さまざまな自然災害が発生しました。 被災された皆様に心よりお見舞い申し上げますとともに、一日も早く穏やかな日常が戻ることをお祈り申し上げます。 さて、暦の上では9月を迎え、日暮れの時間も日増しに早まってきました。秋は「実りの季節」であると同時に、「夜長」の季節でもあります。今回は書棚から一冊の本を ...
/ コラム・環境の話

気候変動の中で進化する日本の農業

先端技術と環境への配慮が切り開く、新しい農業のかたち 3年前、国連のグテーレス事務総長は、「地球温暖化の時代は終わり、地球沸騰化の時代が来た」と警告を発しました。世界各国は、パリ協定の下で温暖化対策を進めてきましたが、米国のトランプ大統領がパリ協定から離脱するなど、その取り組みは停滞し、温暖化はますます深刻化しています。 日本も梅雨明けとともに猛烈な暑さに見舞われ、各地で気温が40℃を超えるとの報 ...

地域資源が生み出す、これからの豊かさ

今あるものを活かす、地域再生の視点 最近、どこに行っても同じような景色ばかりだと感じることはないでしょうか。私は札幌に住んでいますが、東京などへ出張する機会があります。仕事関係の知人や友人と食事をする以外にも、ホテルの近くのコンビニへ食事やおやつを買いに行くことがありますが、そこにはいつも札幌と同じ商品が並んでいます。均質化され、便利になった社会は快適である一方、その土地独自の「らしさ」や個性が失 ...

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