「三方よし」と「三」の持つ絶妙なバランスとは?

「三方よし」をご存知でしょうか。これは、江戸時代に各地を行商していた近江商人の商売のコンセプトです。現代の大手商社の一つも企業理念として掲げています。 商売とは、売り手が商品を販売して利潤を得ることが基本ですが、質が良く適正な価格で売れば、買い手も商品やサービスを購入して満足することができます。このように、売り手と買い手の双方に加えて、「三方よし」の三方の一角は「世間」であるとされています。世間は ...
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持続可能な未来へ――人類の歩みとESGの役割

豊かさと資源の限界  21世紀も4分の1が過ぎた現代は、これまでの人類の歴史のなかで最も豊かな時代であると言われています。その一方で、私たち人類は、この数百年、いや、数十年の間に地球の持つ資源の大半を使い尽くしてしまったのではないかと指摘されています。  人類は生物分類上「ヒト属」に属し、およそ200万年前にアフリカでアウストラロピテクス属から分かれ、40万年から25万年前にホモ・サピエンスとなり ...
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地域を、企業を、そして私たちを強くするソーシャル・キャピタル

 ハーバード大学ケネディスクール・教授、ロバート・パットナムは「社会的な繋がり(ネットワーク)」とそこから生まれる「規範・信頼」と「共通の目的に向けて効果的に協調行動」へと導く社会における特徴を「ソーシャル・キャピタル」と定義しています。日本語に直訳する「社会資本」となりますが、日本では道路、空港、港湾などの社会基盤(インフラ)を社会資本と呼んでいますので、「社会的資本」、「社会関係資本」などと訳 ...
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気候変動対策COP29の成果は?

COP29:気候変動対策の成果と課題  アゼルバイジャンのバクーで開催された国連気候変動会議(COP29)が11月24日に閉幕しました。この10年間における温暖化の原因、CO2の排出の75%は新興工業国からの排出であり、対策のためには先進国が支援していく必要があります。今回の会議では、途上国の脱炭素化、異常気象による被害対策を支援するための「緑の気候基金(Green Climate Fund)」が ...
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コメ不足にみる温暖化の現実

空のコメ売り場が映し出す温暖化の危機  収穫の季節を迎えましたが、この夏は日本各地で豪雨による被害が相次ぎ、農作物への影響が懸念されます。また、この夏はコメ不足となり何軒か探しまわっても購入できないことがありました。コメ不足にはいくつかの原因があるようですが、基本的に農業は自然環境に大きな影響を受けます。今夏のコメ不足の原因は、昨年の平均気温上昇による収量の減少、特に品質の悪いコメを取り除いたため ...
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