防災の地域経済

自然災害と地域経済の変遷  9月1日は「防災の日」でした。この日は1923(大正12年)年9月1日に発生した「関東大震災」に由来しています。大震災を教訓に、国民一人ひとりが災害への備えと認識を深めるため、1960年に閣議決定によって制定されました。 日本列島各地では、明治維新以降のおよそ160年だけでも多くの自然災害が発生しています。1891年には日本近代史上最大規模(M8.0)の濃尾地震が発生し ...
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アイヌの思想から

持続可能な未来を拓く自然観と暮らしの知恵 先住民族の自然環境に対する考え方に関心を持ってきました。例えば、北海道の先住民族のひとつであるアイヌ(人間という意味)民族は、北海道をアイヌ・モシリ、人間の大地と呼び、狩猟採取によって生活を営んできました。アイヌの自然観は、自然を単に人が利用するための資源としてではなく、共に生きる存在として捉えてきました。 自然はカムイ(神)の世界であり、すべての動物、植 ...
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老舗のように、長く愛される企業へ

持続する経営に必要な信頼と役割 企業の本質的な目的は、利益追求ですが、近年、それだけではない取り組みを行っている企業が注目されています。そこで企業の目的について改めて考えてみました。  その前に、まず企業の寿命についてみてみましょう。長年にわたって暖簾を掲げてきた老舗の中には(江戸時代の)◯◯年創業などと謳っている店もみられますが、一般的に、企業の「寿命」は30年程度と言われています。例えば、東京 ...
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ウェルビーイングから考える共生のかたち

「ウェルビーイング(Well-being)」という言葉は、「well(良い)」と「being(状態)」を組み合わせた言葉ですが、改めて、社会における「良い状態」とはどのようなものかを考えてみました。かつて任侠映画で活躍した菅原文太は、「政治の目的は『国民が腹いっぱい食えること』と『戦争をしないこと』だ」といった発言をしたことがあると聞いたことがあります。彼は、ファッションモデルや個性的な役柄で映画 ...
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現代に生きるアリとキリギリスのわたしたち

子どもの頃、イソップの童話『アリとキリギリス』のお話を読まれた方もおられると思います。夏の間、楽しげにバイオリンを弾いているキリギリスは、炎天下で汗をかきながら重い荷物を運んでいるアリを見て、嘲笑っていました。やがて冬になり、草原は枯れて食べ物が見つけられなくなったキリギリスは、アリの家を訪ね、食べ物を分けてほしいとお願いします。 アリはどう答えたでしょうか。夏の間、楽しく遊んでいたキリギリスにあ ...
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