地域資源が生み出す、これからの豊かさ

今あるものを活かす、地域再生の視点 最近、どこに行っても同じような景色ばかりだと感じることはないでしょうか。私は札幌に住んでいますが、東京などへ出張する機会があります。仕事関係の知人や友人と食事をする以外にも、ホテルの近くのコンビニへ食事やおやつを買いに行くことがありますが、そこにはいつも札幌と同じ商品が並んでいます。均質化され、便利になった社会は快適である一方、その土地独自の「らしさ」や個性が失 ...
/ コラム・環境の話

ネイチャーポジティブによるこれからの社会

ネイチャーポジティブが拓く、自然と経済の新しい関係 いま世界では、「脱炭素」や「カーボンニュートラル」に続く重要課題として、「ネイチャーポジティブ」が急速に注目を集めています。 ネイチャーポジティブとは、自然環境の破壊を減らすだけではなく、失われた自然を回復させて生物多様性を再生し、自然資本を増やす社会を目指す考え方です。 これまでの経済活動は、化石燃料に依存し、大量生産・大量消費・大量廃棄を進め ...

油断大敵の時代

堺屋太一『油断!』が問いかけた、資源依存社会の脆弱性 1970年代に発生した石油価格の高騰、いわゆるオイルショックの直後、当時、通商産業省(現・経済産業省)の官僚であった堺屋太一氏が、小説『油断!』を発表しました。 この作品は、原油を生産する中東地域の紛争によって石油の供給が途絶し、日本の経済社会がわずか数週間で崩壊していく様子を描いた小説です。 「油断大敵」という言葉は、仏前に供える灯明の油が切 ...
/ コラム・環境の話

炎の揺らぎと私たち

火が築いた繁栄は、いま未来を試している ギリシャ神話によれば、人類は創造と破壊の神であるプロメテウスから火を与えられ、文明を発展させてきました。実際には、数十万年前から100万年前にかけて、人類の祖先は火を手に入れ、暖かさを得るだけでなく、身体の構造にも大きな変化が生じました。食べ物に火を使うことによって消化率が向上し、摂取できるエネルギーが劇的に増加しました。その結果、消化器官は縮小し、その代わ ...
/ コラム・環境の話

外国人労働者と日本社会のこれから

労働力不足の時代に問われる共生のかたち コンビニエンスストアや工事現場などで働く外国人を見かけることが多くなっているように思います。北海道の農業は、本州と比べて一経営体あたりの面積が非常に大きく、機械化が進む一方、収穫期や植え付け時には大量の人手を必要とします。十勝やオホーツクといった大規模な畑作・畜産地帯では、家族経営から法人経営への移行が進み、外国人労働者が現場のオペレーションを支える役割を担 ...
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